ヴェリシェス株式会社がキアイソフトのオフィス訪問・インタビュー

H_XQ 2023/05/16

2023年2月13日午前、キアイソフトは日本のヴェリシェス株式会社の代表者をお迎えしたことを光栄に思います。

ヴェリシェスは、新規事業立ち上げ/業務改善関連のコンサルティングサービスを提供する会社です。

キアイソフトのCEOのTran Ngoc Dien 、COOの飯島、及び100名以上の社員が出席し、ヴェリシェスの代表者を歓迎しました。

キアイソフトの温かい歓迎に対して、ヴェリシェスは弊社にインタビューを行いました。その中で、Kiaisoftの社風や強みを共有しました。

 

I. インタビューの冒頭で、Kiaisoftの会社名、人々、社風についてCEOのTran Ngoc Dien から共有しました。

まず1つ目は、Dien  が「キアイソフト」という会社名の意味について話しました。

キアイ」は「気合」という日本語の言葉が由来で、困難を乗り越えてより発展するという決意の精神を表しています。

キアイソフトの方針は、若者やチームワークの精神と失敗を恐れず果敢に挑戦する精神を持つ集団を構築することです。それは、 社名に「キアイ」という言葉を入れた理由です。「気合!」という掛け声が上がるたびに、 若々しいエネルギーとそれらの精神は強く呼び覚まされるでしょう。

 

 

2023年初のパーティーで2023年に200名の社員数になること達成するという目標を唱和する動画

 

2つ目は、日本人の顧客と仕事をする際のいくつかの注意点です。

現在、キアイソフトの顧客は100%日本人です。日本人向けにプロジェクトを進める過程で、日本人が品質に対する要求が非常に高いため、ベトナムオフショア開発会社はサービスの品​​質に関する問題に遭遇しやすいです。又は双方がお互いの仕事のやり方に慣れていないため、コミュニケーションの問題も発生しやすいです。このような問題を避けるために、最も重要なことの 1つは、報連相のスキルです。 これはベトナム人にそもそも欠けて、又は習得できていないスキルですが、日本人に対しては特に重視しているスキルです。 コミュニケーションやレポートをする際に、明確と正確にする必要があります。 このスキルを習得した人は顧客から高く評価され、これがプロジェクトの成功の鍵となります。

 

もう1つの注意点は、ソフトウェアを開発する際には、エンドユーザーの視点に立つすべきです。エンドユーザーがシステムを使用する際に何を望んでいるのか、どのような問題を解決したいのかを常に考えながら、システムの仕様を理解し、顧客(エンドユーザー)の要求を満たすということです。

コミュニケーションのやり方をどう教育するか聞かれると、日本とベトナムが、文化の面でも、働き方の面でもかなりの差があるので、コミュニケーションの取り方が簡単ではないです。しかし、Dien   が日本で働いていた間に蓄積した経験を使って、毎日、Kiaiのスタッフの皆さんにコミュニケーションの重要さを伝えておくということです。それに、勉強会のようなセミナーも行っていて、皆さんがほかの同僚との隔てをなくすことが出来ました。新社員も入社した時、オリエンテーションを行って、些細なことからトレーニングするようにしています。そして、距離を縮めるため、ほぼ毎日、皆さんと一緒に昼食をして、話をします。仕事の時でも、何か問題があれば、指摘よりアドバイスをします。社員はできるだけ自分のミスに恥をかかないで、真摯に向き合って、修正したり、勉強したりするようにしています。

会社の文化方針としては、「誠実」、「共有」、「感謝」、「尊敬」という4つの文化に基づいています。皆さんがその文化を基礎にして、良い職場環境を築き上げました。社員はミスを恐れずに、お互いにフォローし、指導し合いました。

 会社が4年目に入って、社員の人数も拡大していますが、人事採用といえば、簡単な仕事ではありません。Kiaiは何回も失敗したことがあって、反省会も行いました。なぜならば、技術力、専門性がもちろん重要ですが、それだけだと、十分に評価できないためです。社内の文化に合わないかどうかも考えないといけません。そのため、面接のとき、必ず3人の面接官が参加することになりました。3人が評価すると、多角的に人柄が見えると思います。会社の文化と合わせるのは大事だと。文化に合わなければ、長く会社に付き合えないわけです。ベトナムでは奇跡といえますが、弊社では、今年の旧正月の後、やめる人がいませんでした。普段、旧正月の後、給料、ボーナスをもらってから、やめる傾向があるので、社員数が多い会社から見ると、これはなかなかの奇跡です。役員はだれもが驚愕しました。

 

II.  次は飯島さんからのキアイソフトの強みについての共有。

 

まず1つ目は会社の技術力x日本語ということです。

ハノイ工科大学出身の役員(ジェンも含めて)が多いというのが一つ挙げられます。

JICAのプロジェクトがございましてハノイ工科大学のエリートを選んで日本に就職させるというプロジェクトです。

そこで選ばれて日本で働いてたジェンだったり、Toshibaとかいろんな大きな会社で働いてたものが今役員としてマネージャーとして会社を管理しておりますのでその辺は一つ一番強みとして挙げられます。

つまり、技術と日本語(日本での経験)というのは1つ目の大きな強みです。

 

2つ目は会社の文化(シェアリング)です。

会社でわからいないことがある人がいれば共有して問題があれば解決に向かうというのが会社のいい文化です。

インターンシップを受けている大学生などもそのおかげで成長しますし、どんどん戦略になっていくといういいサイクルが回っているというのはかなり会社にとってはいいと思います。

それで奇跡的に去年辞めた人がいないという珍しい現象が起きてると思いますのでこれからもその強みをさらによくしていき、新しい強みも発見していけることになったらいいな~と思っております。

 

Ⅲ. 最後に、ヴェリシェス株式会社はオフィスを訪問し、Kiaisoft の従業員数名にインタビューしました。

まずはテストリーダーChuへのインタビューを通じて、テストの品質向上するよう、Kiaisoftのテストチームの決意が表されいました。

次はブリッジSEのHoangのインタビューです。Hoangは仕事に熱心であることに加えて、日本文化にも深い興味を持っており、原神のようなゲームとよさこいが大好きなようです。

 

ヴェリシェス株式会社もKiaisoftのディビジョンマネージャーのインタビューを実施しました。そちらはディビジョン1のBui、ディビジョン 2のNguyen、ディビジョン3のNguyen Thiでした。 短期間のインタビューでしたが、責任感を痛感し、常に製品の品質を向上させ、会社をより一層強力に発展させる、というKiaisoftの3名の柱の決心がわかりました。

 

最後にCTOのVuのインタビューです。 Vuは東京でエンジニアとして働いたことがあり、経験豊富なエンジニアです。そして、日本のお客様の要求を理解し、ベストな提案をしていくことをいつも念頭に置いています。

 

IV. インタビューは順調に進められました。

今回の訪問のおかげで、ヴェリシェス株式会社とKiaisoftの双方はお互いに非常に良い印象を持っていました。

双方の経営陣は、今後ヴェリシェス株式会社とKiaisoftが常に情報を共有し、効果的に連携して新たな協力チャンスを作り出すことを期待します。

 

Kiaisoftはこれからももっと発展し、製品の品質を向上し、お客様の信頼をもっと得られるように頑張ります。