オフショア開発のメリット及びオフショア開発でベトナムが選ばれる理由

YY_KH 2022/07/13

「オフショア」はビジネスで使用される単語です。特に、IT業界でよく使われます。

では、「オフショア」及びIT業界における「オフショア」はどのような意味を持つかご存知ですか?一緒に調べましょう!


目次:

1.オフショアの意味

2.IT業界におけるオフショア(オフショア開発)

3.オフショア開発のメリット

4.オフショア開発でベトナムが選ばれる理由


1.オフショアの意味

「オフショア」は、英語の「offshore」のこと。「離れて」という意味の「off」と「岸」を意味する「shore」を合わせた言葉で、もともとは「そこから離れること」という意味です。

ビジネスでは「海外」という意味でよく使われ、「自分の国から離れた地域」ということを表します。物価や人件費の安い地域に業務の一部を移し、コスト削減を目的とします。


2.IT業界におけるオフショア(オフショア開発)

IT業界におけるオフショアは、コストを削減したり、生産性を向上したりするために人件費の安い海外の開発企業・子会社に開発作業を委託することです。「オフショア開発」とも呼びます。

国内で優秀なエンジニアを採用するのに高い費用がかかるので、多くの優秀なIT人材がいて、人件費が低コストな国のIT企業に開発を依頼すれば、人件費を安く抑えられ、質を確保できます。

そのため、オフショア開発は近年特に注目されるようになりました。

 

3.オフショア開発のメリット

3.1.コスト削減

オフショア開発の最大のメリットは開発にかかるコストの削減です。

エンジニアに支払う人件費は、システム開発にかかるコストの中でも大きな割合を占めているので人件費の安い海外に業務委託することで、開発にかかる人件費を削減できます。


3.2.IT人材不足を解消できる

社内に最新技術を使用できる技術者がいない場合、海外にいる優秀なIT企業や人材とつながりを持つことで、人材不足やリソース不足を改善できます。


3.3.短納期

オフショア開発で国内外のエンジニアたちが同時に開発作業を行っていき、納品にかかる期間を大幅に短縮できます。

従って、大規模な開発や複雑なプログラムにも柔軟に対応できるリソースを確保できるということでもあります。

また、多彩な注文に対応できるようになるため、受注できる内容に幅を持たせられる可能性も生まれます。


4.オフショア開発でベトナムが選ばれる理由

4.1.ベトナムはIT人材が豊富、人件費がやすい

ベトナムオフショア開発が盛んな理由の中にIT人材が豊富にいることが挙げられます。

ベトナムは優秀なIT人材を生み出す政策をとっています。 ハノイ工科大学などの教育機関で専門性の高い教育を実施しているほか、国が理系大学出身者や学生を中心に、ITエンジニアとしての就職をサポートしているのでベトナムの国内エンジニア数は年々大幅に増加しています。

国の経済発展とともに徐々にエンジニア単価が上がっていますが、他の国に比べるとまだまだ安いのです。


4.2.日本語対応できる企業が多い

ベトナムオフショア開発企業の大半は、日本語対応を売りにしています。また、日本語か英語でコミュニケーションできるブリッジSEも多いです。

もちろんエンジニア全員が日本語を流暢に話せるわけではありませんが、ブリッジSEの多くは、日本語が堪能で、日本での就労経験も持っています。

また、日本に本社や支社があるベトナムオフショア開発企業も多く、日本人も対応にあたるので外国語を使わずにプロジェクトを進められるのはメリットです。


4.3.時差がほとんどない

ベトナムは日本に近いのでベトナムと日本の時差はほとんどありません。

他の国は、時差が発生するから、連絡やミーティングの時間を調節する必要がありますが、 ベトナムは時差がほとんどないため、この調節する手間が発生しません。

ベトナムはコミュニケーションをとる際の手間がほかの国より少ないのでオフショア開発における 日本との相性が非常に良い国だといえます。


まとめ

この記事では、オフショア開発のメリット及びオフショア開発でベトナムが選ばれる理由について解説しました。


オフショア開発のメリット:

・コスト削減

・IT人材不足を解消できる

・短期納期


オフショア開発でベトナムが選ばれる理由:

・ベトナムはIT人材が豊富、人件費がやすい

・日本語対応できる企業が多い

・時差がほとんどない

By YY_KH